美容室内装の勘どころ
美容室のデザイン設計や内装工事を行うにあたって必ず抑えておきたい大切なポイント
- 作業場と客待室の設置および、作業場のスペースがきちんと確保されている事
- 洗面台(シャンプー台)の洗髪設備を設ける
- 洗髪設備とは別に、手指・器具等の洗浄用の流し台を設ける
- 床・腰板はコンクリート、タイル、リノリウム、板等の不浸透性材質に
- 雰囲気を演出できる照明であり、カットの手元が暗くならないように
- 換気設備を設ける
- ふた付きの汚物箱や毛髪箱を備える
以上の7点は最低限おさえなければなりません。
このページでは、具体的に面積に対する、セット面や洗面台の数、各設備の必要スペースや、照明についてご説明いたします。
【美容室内装 門外不出の秘密】その1 ~美容室の坪数に対するセット面や洗面台の数編~
10坪、20坪、30坪、それぞれの適正なシャンプー台とセット面の数をご紹介します。
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美容室図面 10坪
- セット面
- 4台
- シャンプー台
- 2台
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美容室図面 20坪
- セット面
- 8台
- シャンプー台
- 3台
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美容室図面 30坪
- セット面
- 12台
- シャンプー台
- 5台
【美容室内装 門外不出の秘密】その2 ~各設備の寸法編~
美容室の内装デザイン設計を行うにあたり、以下のような各寸法を考慮する必要があります。
- セット面の距離 芯々 1200~1500(椅子と椅子の間隔450~)
- シャンプーボールの高さ 110~
- リアーシャンプーは後方に450~700スペースが必要
- 最低作業幅 450は確保したい
- 輸入物のセット椅子を使うときは最低の高さを確認
- ドライヤーコンセントは独立させて作る(ブレーカーが落ちる)
【美容室内装 門外不出の秘密】その3 ~照明編~
美容室の雰囲気や働きやすい環境を創るにあたって照明はかかせない要素になります。
全般
- サロン的な雰囲気を演出する白熱灯
- 外に出てみて明るい空間で確認するとがっかり
- 長時間、明るすぎる空間にいると目が疲れる → ストレスの原因 → リピーターにならない
最重要視するカットスペース
- 手暗がりにならない
- ヘアカラーの時、色が忠実に見えるか
→ 演色性の高い光源で明るくする。色温度
出来るだけ自然光を導入する
白色または昼白色の蛍光灯に白熱灯を加えた混光照明が効果的
- 乳白カバー付き蛍光灯+ダウンライト
- セット面の間に配置する → その間にダウンライトを配置
- 鏡の近くに間接照明