自店のコンセプトが設計できたら、次は事業計画(書)の作成です。
事業計画書の使用目的
- 作成する事により事業方針などが明確になる
- 知人、金融機関などへの融資依頼の資料
- 店舗物件を借りるための資料
金融機関から融資を受けることのできる事業計画書とは?
- 計画性がしっかりしていること
- 採算が取れるかどうかがはっきりしていること
記載するべき内容
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事業のコンセプトをまとめる
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店舗物件や立地による前提条件を整理する
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オーナーの経歴と意志
審査が通るための成功要因は、事業者の信用、信頼感です。自身の事業に対する自信と確実性を効果的にアピールすることが必要です。そのためには、自身の経歴や経験の有無を明記します。
実務経験が十分でない場合は、経験のあるパートナーがいる等を記載することで、補完します。 -
試算表(事業収支計画)をつくる
売上計画と資金計画の2つが必要です。
自店で、利益がいくら出せるかの、数値設定を3パターンは準備しましょう。- 理想の目標
- 標準目標
- 最悪でもこれだけはという目標
また、投資金額、返済計画を詳細に記載するとともに、売上計画については、その精度が非常に重要になってきます。
【基本的な計算式】
売上高(予想)=客単価×客席数×回転数×営業日数
年度別では、一般的に、開業後2年程度をピークとして、売り上げは下がっていくものです。
自店の営業を長く続けていくには、店舗の定期的なリニューアルや多店舗展開が必要になってきます。事業計画書を作成する際には、そのように長期的な視点に立った計画も、同時に作成することをお勧めします。